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THE LYDIAN CHROMATIC CONCEPT
OF TONAL ORGANIZATION


VOL.1

いったい”リディアンクロマティックコンセプト”とは何であるのか?

全く音楽的知識のない人ならば、「新手の宗教?」と答えるのも無理もないかもしれませんが、違います。

何処かの大学のジャス系音楽サークルに加入し、”ジャズライフ”等を定期的に購読し、「音楽はやるもんだ」とのポリシーを何となく持っている人のなかには「音楽理論である」「リディアンスケールがミソらしい」「ジョージ・ラッセルとかいうおっさんがつくったものらしい」と答えてくれるでしょう。

そしてJAZZや現代音楽に相当のめり込んでしまった人のなかには、「これはやったら難しそうな音楽理論で、現に某音楽書店で興味本位で手にした”リディアンクロマティックコンセプト”の本の目次だけ見て買うのをやめた」と言う人も(笑ってませんかあなた。)いる筈です。

さらに、「いや俺はヤル!」とキアイで本を購入したものの、「調性組織に於けるリディアンによる半音階的概念は・・・」という序文の所で、当初のキアイは、いきなりのアッパーカットをうけ、そこを何とかプライドで序文を読み終え、そして「いつかヤル」と捨てぜりふを残しつつ月日は過ぎ去り早3年。

はたして”リディアンクロマティックコンセプト”とは何なのか?

正確に答えるには時間がかかります。

第一、「正確に答える」こと事態、不可能です。実際、作ったジョージでさえ、未だに新しい問題と格闘しているのですから。

「私にも理解できるようになるでしょうか」とよく質問されます。

作った人にも分からない音楽理論。習ってどうする。やめましょうむだなことは。それではさようなら。

”リディアンクロマティックコンセプト”の話はもう止めにして、例えば、サックスの話をしましょう。

この世のなかに、「完璧にサックスを吹きこなすヤツ」は存在するでしょうか。

M・ブレッカー先生?でもおそらくご自身は「まだやらねばならぬ新テクニック」の開発に忙しいかも知れません。

練習しても練習しても後から後から新たな問題が生じてしまうのが楽器なのでしょう。

そう考えると、サックスとは、いや全ての楽器は、マゾの道具に思えてきました。

だんだん楽器を練習するのが嫌になってきましたね。明日あたり、皆でイシモリに楽器を売りに行きましょうよ。

もう音楽のことを考えるのもやめて気楽に人生をエンジョイしてください。

楽器を売ったお金で温泉。いいですねー。

とはいえ、やめられないから楽器は不思議です。

楽器の場合は、その存在感、つまり「いやー、アメセルのシックス買っちゃってサー、もうローンで大変だよ」と言いつつも満面の笑みをうかべられるという違いはありますが、”リディアンクロマティックコンセプト”を楽器の様なものとして考えてみてください。

あなたの頭のなかにだけある音楽的アイデアを音にする楽器。

世界中のありとあらゆる音楽を理解する為の楽器。

実際に”音”は出ないけれども、自分のその時の感情やメッセージを音にするのが楽器であるならば、”リディアンクロマティックコンセプト”も立派な楽器です。

しかしながら、楽器を習得するのは容易なことでは有りません。

アメセルを買ったからといって上手くなる訳ではありません。

”リディアンクロマティックコンセプト”も使いこなせるようになるにはそれなりの根気は必要です。

それは、サックスを使いこなせるようになるのと同じことです。

だからこそ得るものは大きく、やりがいもあります。

これから少しづつではありますが、なるべく分かりやすく、”リディアンクロマティックコンセプト”とは一体なんなのか?を説明していきたいと思います。

どうぞよろしく。

次号につづく。

問い合わせ/藤原大輔 fwiz4844@nifty.com


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